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2016年、メディプレ初の新卒採用入社式!社長からのメッセージを全文掲載します。

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記念すべきメディプレブログの第一発目は、ちょっと時期がはずれてしまった感否めませんが、メディプレ初の新卒社員の入社、初めての入社式に関してレポートできればと思います!

平成28年4月1日(金)、この日、新しい仲間としてメディアプレックスに新卒社員3名が入社しました。
メディアプレックスでは、これまで第二新卒社員の採用は行っていたものの、新卒社員の入社受け入れは会社運営史上初の出来事となります。
平成26年6月からこの日に向けたインターン募集を行い、「未来のメディプレを背負って立つ人材」を求めて、今回はWeb業界における制作スキルは不問とし、未経験の採用を若干名募った形で採用活動を進めてきましたが、このたびご縁のあった3名が歴史的な一歩となる新卒新入社員第1期生として入社しました。

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そんな記念すべき入社式の一コマとして代表である澤 將晃から、今回入社した新社会人に対して送られたメッセージを全文掲載します。

●弊社社長、澤 將晃から新入社員へのメッセージ

新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。皆さんは、テレビ朝日メディアプレックスの栄えある1期生として入社されました。本日ここに、若さと活気にあふれる3名の仲間が加わることを、大変嬉しく思います。若さとは何にも代えがたい素晴らしいものです。挑戦する気持ちを大切に、小さくまとまることなく、伸び伸びと成長していくことを期待しています。

皆さんは、小さい頃から携帯電話が身近にあり、SNSやデジタルデバイスが生活に溶け込んでいる、いわゆる“デジタルネイティブ世代”なので違和感がないかもしれませんが、スマートデバイスをはじめとしたデジタルの浸透によって、メディアとメディアの垣根がなくなることで、私たちを取り巻くビジネス構造は加速度的に変容を続けています。様々な変化が同時多発的に起こる今、私たち自身もこれまでと同じ動きや心構えでは成長は望めませんし、この変化のスピードについていけなければ当社に未来はないでしょう。こうした時代を勝ち抜いていくために、そして、ひとり一人が成長を続けるために、今日からメディアプレックスの社員となった皆さんにお伝えしたいことが3つあります。

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一つ目は、「積極的に人に接する。自ら働きかける。」ということです。

デジタルによりビジネス環境の変化のスピードが増しています。しかし、デジタル化が進めば進むほど、“血の通ったアナログなコミュニケーション”が逆に重要になるということを肝に銘じてください。私たちのビジネスは人間の知恵が勝負であり、それは皆さんの頭の中にあります。
社内の先輩や上司はもちろん、他のグループ会社の社員やグループ外のビジネスパートナーなど、あらゆる人に直接会って、目を見て、膝を交えて、あなたのその身体で様々なことを感じてください。自ら進んで挨拶を行い、周囲の人と積極的に交流してください。他人が持つ考えに直接触れることで、新たなアイデアが浮かんだり気づいたりするものです。直接向きあわなければ、相手の印象にも残りません。そうして出来てゆくあなた固有のネットワークが、これからの人生で必ず役に立ちます。

 

二つ目は、「社会人、企業人としての自覚を持つ。」ということです。

皆さんは今日からプロの社会人となりました。ルール・約束を守り、倫理にのっとり行動することが大切です。企業にとって法令遵守は事業活動を行うにあたっての前提であり、企業が最低限守るべき「義務」でもあります。この点を強く認識して下さい。あなたがた一人ひとりがテレビ朝日グループの看板を背負っていることを常に意識し、ビジネスでも私生活においても、それにふさわしい行動をしていただきたいと思います。

 

三つ目は、「人の立場になって考えて仕事をする。」ということです。

私はテレビ朝日に入社して20数年間、番組を制作してきました。「人の立場や気持ちになって、人の目線をもって 考えて仕事をする」この教えは、私が皆さんのように若かりしディレクターの頃、先輩から教わった言葉です。番組制作において、「人」とは出演者であり、技術さんや美術さんなどのスタッフであり、上司のプロデューサーや部下のADであり、そしてもちろんお客様である視聴者でもありました。出演者を演出するときはその演者の立場になって考えてみることにより、「その動きが可能なのかどうか?」「そのやり方で演者が最大限のパフォーマンスを出せるか?」などを予測したうえで演出しなくてはいけません。収録スケジュールを立てるには、撮像・照明・音声などの技術や、大道具・小道具・メイクなどの美術など関係各部署のそれぞれの立場を理解し組み立てなければ、スムーズなスケジュールは立てられません。「欲しい!」と思う映像を撮ってもらうためには、カメラ機材の機能を把握することはもちろん、そのカメラマンの目線になって考えることが肝要です。

制作はすべてのスタッフを取りまとめ動かす部署であり、希望するコンテンツを制作する、実現するためには、出演者を筆頭に何百人という人を思うように統制し、有効に機能させる必要があるわけです。番組を制作するうえで先をいかに読むか、という能力はとても大切なことでした。そのためにはそれぞれの立場、気持ち、目線を持って指揮できなくてはいけないということです。

その後、私はチーフプロデューサーを経て、編成、スポーツ、事業、と仕事を変えていきます。仕事する相手も様々に変化してきましたが、グループ会社の社長になった今も、この心掛けを変えることなく業務にあたっています。共に仕事をしていく仲間や部下はもちろん、お客様の立場にも立って考えてみる。競合他社 ライバルの立ち位置で物事を見てみる。様々な思考、目線を多角的に持つことによって先を読むことが可能となり、新たな価値を生み出すことが可能になっていきます。そのことが、成果を生み、勝ちに結びつくのです。

 

我々メディアプレックスの仕事であるインターネット事業やデジタルコンテンツ事業は、ダイレクトに「社会を動かす」「時代を動かす」ことを可能にするビジネスであります。これは責任ある仕事でもありますが、その達成感、充足感は言葉では言い表せません。テレビ放送メディアもそうですが、「人に発信する」「人に影響する」ことで「社会や時代を動かす!」このダイナミズムを是非感じてもらいたいと思います。

 

最後になりますが、私は3人の皆さんに、一人ひとりの人生を大切にしてほしいと思っています。一人の人間として何をすべきなのか。どのような人生を送って自己実現を果たしていきたいのか。今、皆さんが抱いている志を、夢を大切にし、その考えをずっと持ち続けてほしいと思っています。皆さんが大いに活躍され、メディアプレックス、そしてテレビ朝日グループの発展に貢献して頂くことをお願いすると同時に、一人ひとりの人生の目標を実現し、明るく健康で実りある人生を送られますことを祈念し、私の歓迎の挨拶といたします。

新入社員のみなさん、入社式を終えた後は怒涛の研修ラッシュがはじまりますが、色々な事をどんどん吸収して、がんばっていただきたいと思います!

この日の『思い』を大切に、今後も一緒にメディプレを盛り上げていきましょう。