BLOGブログ

テレビ朝日メディアプレックスのNFT事業について担当者に聞いてみました。

テレビ朝日メディアプレックス(以下、メディプレ)では、親会社であるテレビ朝日と共に、NFTに関する新規事業を立ち上げ、推進しています。

※参考:NFT事業に関するプレスリリース

  • 【プレスリリース】テレビ朝日メディアプレックス・テレビ朝日がNFT事業に本格参入! 「東映ロボットアニメ」NFTトレーディングカードを販売!
    URL:https://www.mediaplex.co.jp/news/20211130/
  • 【プレスリリース】バラエティ史上初!地上波番組連動のNFT! テレビ朝日、芸能人×人気アニメーターの ショートアニメを限定販売!~松丸亮吾×トキチアキ、ヒコロヒー×可哀想に!が異例のタッグでアニメ制作に挑戦!!~
    URL:https://www.mediaplex.co.jp/news/20211228/

今回のブログでは、メディプレのNFT事業の担当者であるE氏に、NFTの基本と、メディプレが手掛けるNFT事業に関するインタビューを行いました。

ーまず、最近よく聞く「NFT」とはどのようなものでしょうか?

E氏:NFTは「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」を略したもので、日本語では「非代替性トークン」と言います。読んで字のごとく、「代替不可能で唯一性がある」トークンということですね。トークンを直訳すると「象徴」「しるし」などを意味しますが、文脈によって様々な捉え方ができ、最近ではデジタル通貨や暗号資産などを指すことが多いです。
今までのデジタルデータは容易にコピーや改ざんを行うことが出来ましたが、NFTはブロックチェーン上でデジタルデータを検証することで、デジタルデータに唯一無二の価値を持たせることを可能にしました。
NFTに期待できる分野は非常に多く、デジタルアートはもちろん、ゲームやマンガ、そしてフィジカルコンテンツ(実物製品)への利用も始まっています。
NFTは「スマートコントラクト」というプログラムが自動実行されるシステム上で取引が行われます。これまで人の承認や作業が必要だった取引に関する全ての工程が自動で行われ、その履歴は全てオープンになっています。このような仕組みと特徴を持ったNFTは、今では「Web3.0」を代表するものとして注目を浴びています。

ーありがとうございます。続いて、メディプレが力を入れているNFT事業はどのようなものか教えてください。

E氏:2021年に、テレビ朝日、東映様と共に、「東映ロボットアニメNFTトレーディングカード」を発売いたしました。その後も、バラエティ史上初の地上波番組連動のNFT発売や、OpenSeaへのコンテンツ展開など様々な形で実現してきました。IPホルダー様もNFTには興味をもっており、今後も様々なNFTコンテンツの展開を予定しています。
また当社では、NFTを始めとするネクストテクノロジーの情報WEBサイト「epiohttps://epio.tv-asahi.co.jp/」のディレクション、デザインなどの開発及びキュレーション業務を行っております。厳選したテクノロジー関連メディアから、次世代のビジネスに繋がるテクノロジーニュースやトレンドに関するコラムなどをキュレーションしてご紹介しているサイトです。昨今「NFT」「メタバース」「Web3.0」などの新しいテクノロジー分野のキーワードが次々と登場しており、様々なニュースや情報が飛び交っていますが、そのような情報をキュレーションして発信することで、情報収集の効率化を担い、テクノロジーのさらなる発展に寄与することを目的として運営しております。
今後は新しいアイデアに役立つようなオリジナルコンテンツの展開も予定しています。

ーそもそも、テレビ朝日グループであるメディプレが、なぜNFT事業に乗り出したのでしょうか?

E氏:2021年春頃、メディプレは一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)および一般社団法人 ブロックチェーン推進協会(BCCC)へ加盟し、本格的なNFTビジネスへの参入を検討していました。同じ頃、テレビ朝日もNFT事業の検討をしていたことを知りました。そこで、テレビ朝日のコンテンツ力、メディプレの技術力・ディレクション力という双方の強みを掛け合わせたら、これまでに無い面白い事業を生みだせるのではないかという話になり、共同でNFTプロジェクトを立ち上げ推進することになりました。
テレビ朝日はマーチャンダイジング(商品開発)を、メディプレはテクニカルな部分やNFTプラットフォーマーとの折衝、法務関連などNFT実装部分を担当しております。

ーNFT事業について、今後、メディプレではどのような展開を考えていますか?
E氏:日本国内でのNFTの認知度はまだまだ低い状況です。弊社ではテレビ朝日や各NFTプラットフォーマーと一緒に、NFTを多くのみなさまに「知ってもらう」「買ってもらう」「作ってもらう」という啓蒙活動を行いながら、様々なNFTビジネス展開の検討/準備を進め、NFTビジネスと文化を広げたいと考えています。

ー最後に、NFT業界全体の今後の可能性について、Eさんの見解を教えてください。

E氏:先ほども申し上げました通り、日本ではNFTを保有している人はまだとても少なく、「聞いたことあるけど興味関心はない」という方が大多数な状態です。
以下はあくまで私の個人的な見解ですが、NFT(≒ブロックチェーン)は「インターネット以来の大発明」と言われており、今後NFTが日本でも一般的になっていくと考えております。
現在のあらゆる商品(デジタル、アナログ含め)は、真偽の証明を行うことが難しく、海賊版やコピー商品などで溢れています。しかし、すべてのモノ(デジタル、アナログ含め)の真偽を証明できる仕組みがNFTであり、「真偽がわからないモノに価値はない」という時代が訪れるのも、そう遠くはないと私は思います。

ーインタビューは以上です。

Web3.0時代の到来に向け、次々と新しいサービスを手掛けるメディプレの挑戦にご期待ください!!

関連する記事