高い技術力で「新しい価値」を創造し続けるテレビ朝日メディアプレックス。一体どんな会社なのか?CTOにインタビューしてみた
<経歴>
メーカ系のSIer、Web制作、動画のエンコードシステムを得意とするベンチャー企業を経て、2011年に株式会社テレビ朝日メディアプレックスに入社。
国内初のDRM(電子著作権管理)付き動画配信プレイヤーの開発、ソーシャルゲーム開発、Hybridcastコンテンツ開発、視聴データプラットフォームの構築などを経験。
2017年4月よりクラウド、ビッグデータのR&Dチームをリードし事業化に貢献。
2023年4月よりCTO(最高技術責任者)の職務として、技術面での方向性の決定や技術開発に関する企画の立案、技術戦略の意思決定、エンジニアの採用や育成などを担当。
高い技術力で「新しい価値」を創造し続けるテレビ朝日メディアプレックス(以下、メディプレ)。
一体どのような会社なのか、今回はCTO岐部の目線からご紹介させて頂きます。
ーメディプレの特徴について教えてください。
メディプレは社員数全体で約200名、エンジニアが所属しているテクノロジーソリューション事業本部全体で約50名という規模感なので、決して大きな会社ではありません。親会社であるテレビ朝日やテレビ朝日系列局からの案件と、それ以外にも外部企業様からのDX案件を受託しています。
日本で数えるぐらいしかない、バーストトラフィックを捌かないといけないシステムに携わるということ
当社では、日本でもおそらく数えるぐらいしかない、*¹バーストトラフィックを捌かないといけないシステムの開発や保守運用を行っています。具体的には、データ放送のシステムや、NHKの投票システムなど、瞬間的に大きな負荷がかかるシステムや、テレビ朝日のインターネット系サービスを提供するための基盤システムなど日本でも有数の大規模なシステムも扱っています。
エンタメ系のシステムに携わる仕事は、世の中への影響が大きいからこそ常に良い意味の緊張感があり、働くモチベーションに繋がっていますね。
*¹バーストトラフィックとは
ネットワークへ瞬間的に大量の情報(トラフィック)が流れること、あるいはサーバーに短時間で大量の処理要求が届くことを意味します。
(引用:https://business.ntt-east.co.jp/bizdrive/column/dr00101-012.html)
様々な職種の人たちと関わりながら仕事を進める
また、他の会社と大きく違うのは、大規模ではないIT企業でありながらも、当社にはエンジニア以外の職種の人たち、例えばデータ放送やデジタルマーケティングの専門家、デザイナーなども所属していて、その人たちと関わりながら仕事を進めることです。もちろん案件によってどの職種の人たちと関わるかは様々です。
加えて、一口にエンジニアと言っても、色々なスキルセットを持つ人がいます。例えば、視聴データを分析するチームにはデータサイエンティストがいたり、データ放送専門言語を扱うエンジニアもいたり…。
自分と違う職種の人たちと関わると様々な刺激を受けますし、視野も広がると思います。
開発規模感は、大きいものから小さいものまで
システム開発の種類や規模感も様々で、大きいものであれば先ほどご紹介したテレビ朝日のインターネット系サービスを提供するための基盤システムや視聴データなど、中~小規模であれば同部署のアライアンスチームが受注してくる案件のシステム開発やテレビ朝日系列局のDX案件、その他にも多種多様な案件があります。携われるシステムの選択肢が多いことは、メディプレの強みだと思います。
もちろん規模の大きい案件を扱えることはエンジニアにとって魅力的ですが、小さくて短納期でできる案件も若い人たちが経験を積むにはとても良いですし、小さいなりの魅力があります。
基本的には、自分がやりたいと思ってアクションを起こせば、いくらでもやりたいことに携われる環境が提供できると思っています。
ー大企業ではないのに、様々な職種の人や案件が存在しているのは特徴的ですね。
エンジニアとして入社した際のメリットはありますか?
AWS資格取得奨励や技術相談会の開催
当社はテレビ朝日グループのデジタル領域の専門家として、お客様のメディア・ビジネス・コンテンツにおけるデジタルトランスフォーメーションを支援しており、国内初の「AWS デジタルカスタマーエクスペリエンスコンピテンシー」認定を取得しています。様々なシステムをAWSで構築しているため、AWSへの個々の理解を深めるために、AWSの資格を取得すると奨励金と毎月の資格手当を支給する制度を設けています。(AWS以外でも、当社が認めた資格について、奨励金と資格手当制度があります。)
その他、毎月一回AWSのソリューションアーキテクトのご担当者や営業の方に来社していただき、技術相談会を開催しています。当社で保守開発しているシステムや、技術やコスト的な面で相談に乗ってもらったり。その他、新しい技術をメディプレにフィットした形で情報提供していただけるなど、有益なやりとりをさせて頂いています。
ーCTOとして今後の目標を教えてください。
ここ数年でテクノロジーソリューション事業本部の社員数が増えたこともあり、コロナ禍以降に入社したエンジニア社員の数は、新卒社員含めて同部署の半数以上になります。その中でも年齢の若い人たちが多く、その方たちの成長が今後の会社の成長の鍵になると思っています。
私の役割は、今後のメディプレを担う若い人たちが、色々な意味で置いてけぼりにならないようにサポートをしてくことだと思っています。
昨年から、社内で*²OSS管理事務局というのをやったり、CTO協会の新卒合同研修への参加も今年から始めたり、サポートしていく仕組みを少しずつ作り始めました。
メディプレのエンジニアとしてのキャリアを誇りに思っていただけるように会社の仕組みを整えたり、若い方が色々なチャレンジの背中を推してあげられるような環境を提供していきたいと考えています。
*² OSSとは
オープンソースソフトウェアは、ソースコードが公開されており、誰でも無償または廉価で改変・再配布できるソフトウェアです。
「Open Source Software」の頭文字を取ってOSSと略されます。
(引用:https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/oss/)
ー インタビューは以上です。
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https://www.mediaplex.co.jp/recruit/