2024年度新卒エンジニア社員が、一般社団法人 日本CTO協会「新卒エンジニア向け合同研修」に参加いたしました
テレビ朝日メディアプレックス(以下、メディプレ)に2024年4月に入社した新卒エンジニア社員4名が、一般社団法人 日本CTO協会主催「新卒エンジニア向けの合同研修」に参加いたしました。
■一般社団法人 CTO協会とは
「テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに」をミッションに、日本経済の発展に貢献することを目指して活動を行っている、日本最大級のCTOコミュニティを運営する組織。2024年8月現在、CTO経験者である約940人の個人会員と、大企業からスタートアップまで約110社の法人会員が在籍しており、理事やスタッフメンバーが会員と協力をしながらコミュニティの運営やその他の活動を推進しています。
参考:https://cto-a.org/
https://www.wantedly.com/companies/CTOAssociation
■「新卒エンジニア向けの合同研修」について
主にCTO協会の会員企業の新卒エンジニア社員を対象に、業界全体・企業横断で育てる試みとして実施されました。合同研修は2024年5月29日~7月31日まで全9回に渡り行われ、研修プログラムは各法人会員企業より提供されました。
[2024年度の研修プログラム]
第1回:キャリア戦略・フォロワーシップとマネジメント(講師:日本CTO協会 / 株式会社LayerX)
第2回:Git基礎ハンズオン(講師:株式会社Progate)
第3回:BtoB SaaS開発基礎(講師:株式会社アンチパターン)
第4回:インテリアコーディネートで学ぶアジャイル開発(講師:株式会社メンバーズ)
第5回:BigQuery で始めるデータ分析入門 & 生成 AI を活用した分析効率化(講師:グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)
第6回:AWS研修(講師:アマゾンウェブサービスジャパン合同会社)
第7回:サーバ解体研修(講師:GMOペパボ株式会社)
第8回:生成AIに関する講義(講師: 日本マイクロソフト株式会社)
第9回:日本CTO協会ISUCON新卒研修*1 + 解説(株式会社PR TIMES)
*1 「ISUCON」は、LINEヤフー株式会社の商標または登録商標です。
参考:https://cto-a.org/news/20240529_release
■「新卒エンジニア向けの合同研修」参加の背景について
CTO 岐部
当社は日本CTO協会の法人会員として登録しており、私自身も協会スタッフとして様々な活動を行っています。私たちが協会に参加するキッカケとなった理由の1つが、今回参加させていただいた「新卒エンジニア向けの合同研修」です。
当社では、毎年新卒エンジニア向けの研修を実施していますが、新卒エンジニアの皆さんは、社内で実施する研修に加え、この合同研修に参加することで「社内では得られない新たな視点や刺激」を受けることができたと考えています。広く実践的な研修のほか、他企業の同期達との交流を通じて、自社に限らない仲間を作ることができたという事も、合同で研修を行う良さであったと考えています。
今回の合同研修を終え、新卒エンジニアの皆さんにとって、実りの多い取り組みであったと感じています。来年もまた、当社には新たな新卒エンジニア達が仲間に加わる予定ですので、新たなメンバーとともに参加したいと思っています。
■研修に参加した4名の新卒エンジニア社員インタビュー
研修に参加した4名の新卒社員へ、参加した感想などをインタビューしました。
ー印象に残った回と、その理由を教えてください。
私は、第3回の「BtoB SaaS開発基礎」が一番印象に残りました。この回はランダムにチームが決まりチームごとにワークを行ったため、他社のエンジニアの方とたくさんコミュニケーションを取ることができました。同じチームにはエンジニアとしてのレベルが高い方が多く、初めは自分がハイレベルな会話に付いていけるか不安でしたが、わからないところは丁寧に教えてくださったため、とても勉強になりました。
私は、第4回の「インテリアコーディネートで学ぶアジャイル開発」というテーマの回が印象に残っています。
ワークの内容は、チーム外のある一人を回答者として立て、その人に「どんな部屋に住みたいか」という質問を投げ、出てきた答えに沿った部屋を3Dモデルで作成、その部屋に対して回答者から感想をもらい、更に質問を繰り返しながらより良い部屋を提案するというものでした。
建築について学んでいた方がいらっしゃったため、より発展した内容まで踏み込んだワークになり、ついていくのがとても大変でした。みんなで話し合いながら協力した結果、自分たちの力が最大限発揮できるものが提案できたのでとても嬉しかったです。
その回を通して「本当は相手がどんなことを聞いてほしいのか、何を求めているのか」を読み取りながらコミュニケーションをとることの重要性を学びました。
第2回の「Git基礎ハンズオン」は、名前の通りGitの基礎を演習形式で学ぶ講義でした。直前に社内の研修でもGitについて知識を深めるための勉強に取り組んでいたので、「Git基礎ハンズオン」の講義を聴いている最中に「こういうことだったんだ!」と、知識がつながった瞬間がありました。Gitについてより理解を深められた回で、一番印象に残っています。
今AIはすごく身近なものになっていて、新入社員研修を受けている中でも、わからないコードはChatGPTに教えてもらうことも多くなりました。私は第8回の「生成AIに関する講義」を受ける中で、AIとの向き合い方は人間のコミュニケーションの根幹を指してるように感じ、とても印象に残りました。
また、この合同研修ではハイレベルな専門用語がたくさん飛び交っていたため、難しくて理解できないことも多々ありました。今後勉強を重ねて早めにそれらが理解できるようになることを身近な目標として掲げることができたため、参加して良かったと感じています。
ー今後エンジニアとして仕事をしていく中で、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?
先ほどの内容に関連しますが、身近な目標ができたことで、ノートのまとめ方、情報感度、知識量、プログラミングスキルなど、具体的に「ここまでできるようになりたい」と考えるようになりました。
ひとつひとつ着実に努力して、今回の研修でいただいた資料をいずれ見返したときに、全て理解できるように成長していたいですね。
私はプログラミング未経験で入社したため、今すぐ高度な開発は難しいのですが、「コミュニケーションをとること」は今の自分にもできることなので、まずは、相手の考えを理解し自分の考えをしっかり伝えられるミュニケーションが取れるよう、努力していきたいと思います。
その上でコードもしっかりかけるようになって、AIに負けないビジネスパーソンになっていきたいと思います。
私もHTMLという言葉すら入社して初めて聞いたぐらいプログラミング未経験の状態で新卒合同研修に参加しました。そのため、講義も理解できる部分は限られていたり、他社のエンジニアの方と会話できる内容も少ないのが悔しかったです。この経験をバネに、プログラミングの知識をとにかくたくさん付けたいなと思いました。1年後に再度参加して、どのくらい他社のエンジニアの方と会話ができるようになったか、自分自身の成長も見てみたいと思いました。
第1回のキャリア戦略の講義で「短期目標や中長期目標など時間軸に沿った目標を定めることで、今後の歩み方が明確になるし自分の行動が決めやすくなる。新しい知識を学ぶ際にも、今後のキャリアの目標を決めておくことで、知識を吸収しやすくなる。」ということを学びました。
私は大学でプログラミング言語に触れてきましたが、今回の新卒合同研修では新しい知識や知らない単語が多く出てきたので、研修の度に目標を立てて挑んだところ、知識が頭に入ってきやすいことを実感できました。
今後メディプレでエンジニアとしてのキャリアを積んでいきますが、もちろんやりたい仕事だけをやる訳では無いし、全てが思い通りになるとは限らないと思っています。目の前の短期目標だけではなく、これから自分がどうなりたいか、長期的な目標を決めた上で取り組めば様々な困難も乗り越えられると思うので、キャリア戦略の講義で学んだことはこれからも実践していきたいと考えています。
ーインタビューは以上です。
今回参加した合同研修での経験を武器に、今後はエンジニアメンバーの一員として、更にメディプレを盛り上げていただくことを期待しています!
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