昼の写真をさくっと夜にする(ついでに雨を降らしてみた)編
もしかしたらよくあるこの風景写真を夜にしたいですという時に使えるかもしれない
昼の写真を(さくっと)夜にする方法をひとつの例としてご紹介します。
下記の3つのフリー素材をお借りして作成してみます。
唐突に出現した右下のバレリーナさんに驚きを隠せないことお察ししますが、進んでいくと理解してくれると思うのでここではスルーします。
1、このきれいな風景写真をさくっと夜に変更しましょう。
2、ひとまず適当に端をぼかしつつ、空の部分だけ雲を薄めたいので黒を塗り、その後彩度を落とします。
3、手前に影をのせ、色味を統一、一気に明度を下げます。統一させる色味はお好みで(ホラー好きなので何も考えないと残念ながらホラー寄りになります)
4、これでもう夜です。と言い切れないこともないですが、寂しいので月でも入れてみます。切り抜いた月を配置して大体色味を合わせます。ついでに光彩もプラス。
5、全体の色味の調整、より夜に近づけます。仕上げに合成写真をなじませるため全体にノイズを追加。
6、これで終わっても良いんですが、ぼーっと写真ACを見てたら素敵なバレリーナ写真があったので、せっかくなので入れ込んで不思議空間を作ることに。まず切り抜いたバレリーナさんを配置→色味を落とし馴染ませる→影を適当に付ける→月からの光を適当に入れ込みます。
7、どうせなのでついでに雨を降らそうと思います。その後、バレリーナさんにも水しぶきがついてそうな部分に水しぶきブラシでちょこちょことのせてそれっぽさを出しとく。(水しぶきはブラシで検索すると素敵なものがたくさん出てくるので彷徨ってみて下さい。素敵なブラシ見てると時間がたってしまう)
そんなこんなで完成です。
今回はタイトルにつけた通りさくっとなので30分程度で仕上げていますが、レタッチはデザインと一緒で終わりが無いので、やりたいと思うと無限にできるのが良いところでもあり難しいところでもあり。。
そんな奥深いレタッチですが、今回やった方法以外にも方法は無限にあります。色々と触ってみて自分が一番しっくりくる形を模索しつつ、作りたいゴールに向けて最短で反映できるような技術を蓄えておくのがレタッチの醍醐味かもしれないですね。