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育児休暇を取得した男性社員インタビュー

「キャリアへの影響や周囲の雰囲気を気にして、男性社員の育休取得がなかなか進まない」と囁かれることも多い中、メディアプレックスでは育児休暇を取得した後、仕事復帰した男性社員も徐々に増えてまいりました。

2018年3月7日~2019年4月14日という1年強の間、育児休暇を取得し、その後仕事復帰した社員へ、インタビューを行いました。

Web制作部 アライアンスグループ グループ長 O氏

Q仕事内容を教えてください。
育休前も今も、テレ朝グループ外の案件をメインに担当する、Webプロデューサーをしています。
現在は、プロデュース、ディレクション業務と同時に、チーム8名のマネジメントも行っています。
育児休暇に入った当時は、プロデュース業務に特化していたタイミングでした。

Q育児休暇取得前に、漠然と不安などはありませんでしたか?
自分自身は、ほとんど不安はありませんでした。
もともと、子供の育児に関わりたいので育休を取りたいという思いを持っていました。
しかし、育休取得前は周囲からとても心配されましたね。
現在のポジションに執着はないし、手に職があればなんとかなると考えていたのであまり心配はしていなかったのですが、妻や姉は「男性が育児休暇を取ると出世に響くのではないか」と懸念しているのが窺えました。

実際、育休取得後のポジションは、取得以前のポジションと大きな変化はありませんでした。そして今年4月からはグループ長というマネジメントも任されるポジションになったので、結果的には出世に響かなかったのかもしれません。(笑)

Q育児休暇中に抱いていた不安はありましたか?
業務に関しては特にありませんでした。結果、大きなクレームが電話でくることもなかったので、引き継いだ方がきちんと仕事をしてくれたのだと思います。
それよりも、家事が思った以上に大変で、子育てには不安が多々ありました。
子育ては本当にプロジェクトマネジメントだと思います。ある程度のスケジュールを組みながらも読めない子供のアレコレに臨機応変に対応しなければなりません。想定3時間おきだけど子供が起きなければもう1時間ぐらいズレる可能性のあるミルク作りから始まり、慣れない料理3〜4品をちょうど良く同時に仕上がるよう進行している中、いきなり泣き出し、泣き止まないなどの不意な出来事も日常茶飯事です。
そういったことも当たり前のように世の中の主婦の方々がやっていると考えると家事に対する価値観が変わるような気がしました。

Q今後の目標などを教えてください。
これまでの私の根底には仕事が中心というような仕事至上主義な考え方が強くあったように思います。
しかし育児休業という機会を得ることができ実際に子育て、家事を経験することにより思った以上に簡単なことではないし、その時間はとても大切なものだと強く感じました。
今後は仕事と家事(プライベート)を分けず同様に大切なものとして捉え、人生として充実させていけたらと考えています。

 

Oさんの育休取得は、他の男性社員にも、色々な意味で良い影響があったのではないかと感じました。本日は、ありがとうございました。

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