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AWS GameDay Online ~ APN杯 ~に参加しました

先日、メディプレの若手エンジニア4名がAPN Partner向けイベントAWS GameDay Online ~ APN杯 ~に参加し、多くの学びを得てまいりました。
当日のプログラム内容については、詳細までは触れることができませんが、事前準備や参加した感想などをレポートいたします。

AWS GameDay Online ~ APN杯 ~とは
運営側からクラウド・アプリケーションに関する負荷がランダムに与えられる中、トラブル障害を乗り越え、サービス環境を維持しシステムを進化させていくことでポイントを獲得できます。チームでポイントを競い合い、最もポイントを獲得したチームがチャンピオンとなる、ゲーム形式のイベントです。
APNパートナーの中から24社、30チーム、総勢120名のエンジニアが参加しました。

■チーム名「CloudBear先日メディプレがリリースしたクラウド総合支援サービス「ColudBear」を、今回のGameDayに出場するチーム名として掲げました。メディプレの将来の技術を背負って立つ若手エンジニア達の、GameDayへの熱い思いが感じられます。

ちなみに「CoudBear」という名前には、深い由来があります。
「Bear(熊)」は、勇敢で優秀なカナダ先住民族「ファーストネーションズ」が、ラッキーモチーフとして敬意を払って愛し、強靭な肉体や精神はまさに「強さ」の象徴であり、リーダーシップに相応しいという意味の言葉でもあります。その一方で、非常に「母性」に富み、知的で謙虚。その知を子孫に教え分け与えることにも長けています。
風水では「ため込む」という意味があり、技術や経験、成功の蓄積を未来へ活かす象徴としても・・・。現代のビジネスに於いても、「事業が実になる」「事業を支援する」・・・「新たに産んで身につける」。
クラウドソリューションで叶う全ては「Bear」の持つ意味に繋がるラッキーワードです。

果たして今回のGameDayでは、その名に相応しい結果を残せるのでしょうか・・・!?

■メンバー紹介
今回GameDayに参加した4名のメンバーをご紹介します。
全員入社3年以内の若手エンジニアです。それぞれのクラウドに関するスキルと、本GameDayへの意気込みを語ってもらいました。
<Kさん>
AWS経験:3ヶ月ほど
業務経験:基本的な構築や、簡単なLambda関数(Python)を書いている。コンテナ、モニタリングを含めマイクロサービスに触れるのは今回が初。
「他社の参加者の中には、AWSの猛者のような方もいらっしゃると思う。そういう方達と同じゲームに参加させていただくことで、自分に足りていないもの、圧倒的な差を感じて、モチベーションのきっかけにしていきたい。」
<Mさん>
AWS経験:約1.5年
業務経験:AWS構築・保守を経験。
「参加させていただくからには、実りある結果を目指して頑張りたい。参加する前に比べ、自分の成長を感じられるように頑張ります。」
<Tさん>
AWS経験:12ヶ月ほど
業務経験:保守担当SE。AWS環境の監視業務。実業務ではAWSの構築経験は無いが、個人のAWSアカウントで簡単なアーキテクトを構築した経験有り。
「普段の業務ではインフラにあまり関わっていないので、今回迷惑をかけることになるかもしれないが、自分ができることよりちょっと飛び出た行動でチームに貢献したい。」
<Eさん>
AWS経験:3ヶ月ほど
業務経験:基本的なEC2の応用、Lambdaでslackに通知を送るAPIの開発、Redshiftによるデータ処理、CloudWatch Logを使った監視などの経験有り。
「チームのために、自分の能力を最大限発揮したいと思っている。また今回いただいたチャンスで、自分のスキルアップにつなげられるようにしたい。」

■事前準備
Kさんが主体となり、過去にGameDayに出場した他社のエンジニアが書いたBlogや、ネット上にちりばめられている情報を元に、想定されるGameDayの概要や対策、気を付けるべきポイントなどを考察する勉強会を行いました。

【KさんがまとめたGameDay概要】
運営側からランダムで負荷が与えられます。リクエストを捌き、サービス環境を維持することでポイントが貰えます。 逆にサービスがダウンしているとポイントが減点されます。 4時間の戦いの中、チームでポイントを競い合い、最もポイントを獲得したチームがチャンピオンとなります。
・取り組む内容
運営者から攻撃や障害など様々なイベントが仕掛けられます。チーム全員でその原因を特定して対処し、再発防止の手を打ちます。ただ復旧するだけではなく、冗長化や対障害性などの仕組みを整え、攻撃されないような工夫を施す必要があります。
・チームワーク
AWSについてある程度理解している必要がありますが、初心者から上級者まで活躍の場が用意されています。状況を確認する人、プログラムを書く人など、役割分担することが大切です。初めて触るサービスには渡されるドキュメントを読み込むことで対応します。
・取り組む際のポイント
いきなり課題に取り組むのではなく、やるべきことの整理、参加者個々人の得意分野や使えるツールについての洗い出しが必要です。AWSそれぞれの監視サービスに関する理解が必要です。マイクロサービスに特化したモニタリングができるよう心がけます。

この事前レポートを元に4名で作戦会議を行い、当日の役割分担等を摺り合わせました。果たして当日は、この準備が役に立ち、予想通りのシナリオで進むのか楽しみです。

■Gameday当日の様子
Kさんはメディプレ本社から、Kさん以外の3人は自宅からの参加です。
定刻10時になり、AWS GameDay運営から各チームへ一斉にお題が出題されました。Kさん曰く「自分たちが予想していたよりもハードな問題だった」そうです。

 ▼タイムテーブル▼
 10:00~10:30 ルール説明
 10:30~15:00 GameDay
 15:00~15:20 休憩
 15:20~16:20 結果発表+ラップアップ

お昼休憩も無いタイムテーブルを見たときには、10:30~15:00までぶっ通しで取り組むのは集中力が続くか心配でしたが、実際始まってみると試練続きでてんやわんや。時間が経つのを忘れ、あっという間に過ぎた3.5時間となりました。

順位はスコアボードに表示され、リアルタイムで確認できます。
ゲーム開始後しばらくは最下位にいたCloudBearチームですが、途中でMさんが作戦の修正を提案したのが功を奏して、なんとか最下位は脱出。その後は徐々にエンジンがかかり、少しずつ順位を上げていきました。

最終結果は・・・後半追い上げたものの、入賞は果たせませんでしたが、初参加にしては検討した結果を残せたと思います。入賞チームはセキュリティーグループやDynamoDBなどもしっかりフォローしていました。

参加された皆様、本当にお疲れ様でした。

■参加後の感想
<Kさん>
知識、経験不足で思うように進められず、皆様に助けていただく場面が多々ありました。今回の反省を踏まえ、糧にして今後の仕事に活かしていきたいです。また機会がございましたら、是非参加させていただきたいと思います。
<Mさん>
Gameの中では各々ができることを最大限行い、且つ、助け合いながら進行できました。また、自分のクラウドの力も試すことが出来たとても濃厚な時間でもありました。もし次出場できるのであればより上位に食い込めるよう頑張ります!
<Tさん>
ひとまず構築したシステムが軌道に乗り、ポイントを稼げた時がとてもうれしかったです。GamaeDayを通じて得た知識や課題をこれからの業務にいかしていきたいと思います!次回も参加したいです!
<Eさん>
まだまだ経験と知識が不足していますが、これからもっと精進し、次回は役に立つように頑張って参ります。次回も参加したいと思っております。

後日、GameDayの参加賞ステッカーが送られてまいりました。主催してくださったAWS様、本当にありがとうございました。

■まとめ
参加した4名全員が、今回の結果をバネに「次回も参加したい」と言っていたのが印象的で、参加する意義を深く感じられたようです。事前準備は役立つ場面があり勿論やっておいてよかったですが、運営が仕掛けてくる攻撃に対する解決策の判断の裏付けには、何よりも実務経験が物を言うと実感し「今回のGameDayに参加したことで、より多くの実務経験を積んでエンジニアとして成長していきたい」と話していました。
また、普段あまり一緒に仕事をしたことのないチームメンバー同士も、スキルや長所を把握することができ、今後の実務にも繋がる良い機会となったようでした。

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