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「CES2024」視察レポート

こんにちは!
デジタルマーケティング事業本部ビジネスディベロップメントディビジョンのKです。

今年1月、アメリカのラスベガスで開催された「CES2024」の視察に行って参りました。今回のブログでは、CES2024へ初参加した感想や、現場の様子をレポートさせていただきます。

CES2024とは
CES(Consumer Electronics Show)は、毎年1月にアメリカのラスベガスで開催される、世界最大規模の家電やテクノロジーの見本市です。このイベントでは、さまざまな分野の製品や技術が展示され、新しい家電製品やテクノロジーの最新情報が発表されます。CESには世界中から企業や業界関係者、メディアが集まり、次世代のテクノロジーの動向を知るための重要な場となっています。
CES公式HPhttps://www.ces.tech/
CES2017に参加した社員のブログ:https://www.mediaplex.co.jp/blogs/mediaplex/ces2017/

イベント会場はとても規模が大きく、多くの人で賑わっていました。それもそのはず、今年は来場者が13万人以上で世界中から4,000以上の企業や団体が出展していました。コロナ前並みの盛り上がりだと会場内でも話している人が多かった印象です。

AIの搭載が当たり前の時代に

CES2024では、「AI(人工知能)」「モビリティー」「環境」の3つが大きなテーマだと感じました。特にAIは多様な産業で使われるようになり生活の中でも身近な存在になってきているためブース内では「AIによって何が変わり、何がかえられるのか」といった内容の会話が非常に多かったです。
アワードを受賞した製品は、公式サイトから確認できます。日本からは2社、ベストオブイノベーションを獲得しております。
CES2024イノベーションアワード公式サイト:https://www.ces.tech/innovation-awards/honorees.aspx
※画像は公式サイトより引用

既に話題にもなっておりますが、発表から24時間で1万台売上を記録した、AIスタートアップ企業「rabbit」から展示しているポケットサイズのAIアシスタント『rabbit r1』は、個人的に非常に注目しています。この製品にはLAMが搭載されているため、使用者が普段どのようにしてタスク処理をしているのかをこの製品が勝手に学び、それに基づいたアウトプットをしてくれます。学習幅が大きいのも特徴で、テキストだけでなく画像処理などの学習も可能です。反復的な作業はこの製品が勝手に処理してくれるので、自分の分身のような存在になってくれることが期待できます。
rabbit r1公式HPhttps://www.rabbit.tech/
※画像は公式サイトより引用

 

 

 

 

 

 

 

 

アジア圏の出展数

中国:約1,100社 韓国:約760社 日本:約70
出展数からもわかるように、中国、韓国はこれから全世界に挑戦していく姿勢と意気込みを感じ取れました。

HD Hyundai|遠隔操作可能なパワーショベル

CESの歩き方

会場は下記のように、3つあります。

  

Tech East・・・CES2024のメイン会場。大手企業が出展し、他国の取り組み等の視察に適している。車や家電が中心で2030年〜40年に向けた未来に向けた展示が多かった。

Tech West・・・中小・スタートアップ企業が出展。投資先やビジネスパートナーを探す場合に適している。アワードを取得しているブースが最も多かった。

Tech South・・・映像・メディア・クリエイター関連のカンファレンス

会場はとても大きく出店数も膨大にあるため、事前にCESの公式アプリをダウンロードしておくと、企業検索やエリアやブースまでの経路案内をしてくれるので、オススメです。また、予め気になる企業を最低でも5社はピックアップして事前のスケジュールをたてておくと、当日は会場内をスムーズに視察できると思います。(会場内を行ったり来たりしている人が多かったです。)

会場までの移動方法、バス・モノレール・タクシー・Uber等がありますが、どれも混雑していました。
そこで今回、私たちが利用した最もオススメな移動方法が「Vegas Loop」です。ホテルから会場までを待ち時間なし、ストレスフリーで移動することができました。

 

 

Vegas Loopとは

年間4000万人の観光客が訪れるラスベガスの交通課題を改善するために進められている地下トンネルを採掘・開通させるプロジェクト。現在は4箇所のみ開通しているが将来的にはラスベガス中のホテル地下や空港にアクセスが可能。1DAYPASSQRコード対応の為、混雑もせず利用料金もバス並みの料金を目指している。
参考:https://www.boringcompany.com/vegas-loop

料金1日/5ドル程度で乗り放題とリーズナブルで、今後は、空港から直通のトンネルも開通予定だそうです。Tech Eastに関しては会場内の移動が無料の為、積極的に利用されることをオススメします。
今後はラスベガス内の移動手段はVegas Loopが主体になり世界的に注目される予感がしました。

最後に

空き時間に、ラスベガス市内のLEDなども調査してきました。冒頭にもお伝えしましたが、こちらもやはり規模が大きくてとても驚きました。私はサイネージの知識が全くありませんが、国内のものよりも大きいのにはっきりと見え、クオリティの高さにも感動しました。

とても広い会場内歩きっぱなしで疲労困憊になりましたが、ビジネスの視野が広がる貴重な体験をさせていただきました。
この経験を活かして、メディアプレックスで活躍できる人材へと成長していきたいなと思います。

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