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『FIBAバスケットボール・ワールドカップ』でも実施中!データ放送「ライブ予想クイズ」の裏側に潜入

テレビ朝日メディアプレックス(以下、メディプレ)のデータ放送事業部では、2月から3月に行われた『WBC強化試合』、7月に行われた『世界水泳福岡2023』、また現在行われている『FIBAバスケットボール・ワールドカップ』等において、データ放送*を通して行われる「ライブ予想クイズ」を実施しています。
本日は、データ放送事業部の「ライブ予想クイズ」担当者に話を聞いてみました。

*データ放送とは
地上デジタル放送やBSデジタル放送で、リモコンの「dボタン」を押して見ることができる情報サービスです。ニュースや天気、交通情報、緊急情報などをいつでも見られる「基本データ放送」と、スポーツやドラマなど、いま放送している番組の情報を見られる「番組連動データ放送」があります。
引用:https://www.mediaplex.co.jp/data_broadcasting/


テレビ朝日メディアプレックス
データ放送事業部 K氏

ー現在行われている『FIBAバスケットボール・ワールドカップ』において実施されている「ライブ予想クイズ」は、どのようなものですか?

視聴者は、データ放送を通して、出題される「問題」と「倍率」をもとに回答を投票することで、ポイントを獲得できます。一定のポイントがたまると、プレゼントへ応募が可能となります。 

『FIBAバスケットボール・ワールドカップ』で行われているバスケットの試合展開に応じた問題や、出場選手にまつわる雑学等も同時に出題していく予定ですので、視聴者は「ライブ予想クイズ」に参加すれば、『FIBAバスケットボール・ワールドカップ』についての理解が深まり、より試合に没入できます。私たち「ライブ予想クイズ」の出題側は、バスケット観戦の楽しみ方の幅を広げられるよう意識しながら問題を考えています。

ー『WBC強化試合』についてもこの「ライブ予想クイズ」を実施していましたね。どのような成果や手応えが得られましたか?

まず、自分たちが想定していたよりも遥かに多くの人が、「ライブ予想クイズ」に参加してくださったことに驚き、感謝しています。SNS上でも、大きな反響がありました。
特に反響が大きかったのは対阪神タイガーズ戦で、大谷選手が一打席目に出題した問題が「練習で柵越え9本の大谷!この回ホームランを打つか・打たないか」だったのですが、大谷選手はホームランを打ちました。
そして更に二打席目で、「前打席HRの大谷!二打席連続ホームランを打つ・打たない」という問題を出題したのですが、結果大谷選手が再度ホームランを打ったんです!
問題文をリアルタイムで更新しているからこそのライブ性を強く感じられる演出でした。SNS上でもかなり大きな盛り上がりを見せていたので、とても嬉しくなりました。

このように「ライブ予想クイズ」では、問題文に試合状況が分かる表現や選手情報を含んで出題しましたので、「試合を途中から見ても状況が一目でわかった」という、視聴者の方からの良い反響もあり、データ放送の新しいサービス・体験が提供できたことを実感しました。

ーこの仕事の大変なところはどこですか?

正確さと即時性の両方を同時に求められるため、本番中は毎回緊張しますね。試合状況に応じて問題を変更したり、今この瞬間の状況が答えになりますので、公式情報と照らし合わせながら瞬時に正確な答えをデータ放送でお伝えする作業はとても大変です。事前に公式な情報がある場所を把握する必要がありますし、どのような答えになったとしても問題ないような仕組み・体制作りも念入りに行っています。

ーKさんは7年くらいデータ放送に関わっていらっしゃいますが、やりがいをおしえてください。

個人的には、データ放送事業部は、メディプレの中で、テレビ朝日の番組に一番近い部署だと思います。データ放送を使って番組を盛り上げることもできるので、テレビ朝日の番組担当者と常に話し合いながら動いており、番組制作の一端を担っていると言っても過言ではありません。

そのため、テレビ番組が好きであれば、番組制作に関われることはとてもやりがいにつながると思います。私はスポーツ番組が好きなので、スポーツ番組の制作に携われていることはとても楽しいです。

また、今回の『WBC強化試合』の「ライブ予想クイズ」が業界で話題になり、その後、他局が同じようなコンテンツを実施したことも嬉しく、いま非常にやりがいを感じています。(笑)

ー最後になりましたが、データ放送事業の今後の展望についても教えてください。

今回のライブ予想クイズのように、視聴者の方が番組をより楽しく視聴していただけるよう、データ放送事業部が一丸となって新たなコンテンツを実施し、テレビ朝日の番組は「データ放送が面白い!」と思っていただけるよう取り組んでいきます!

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