朝日新聞社の文章校正AI「Typoless(タイポレス)」が2025年度グッドデザイン賞を受賞
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テレビ朝日メディアプレックスがUI/UXデザインを担当した、朝日新聞社の文章校正AIサービス「Typoless(タイポレス)」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
グッドデザイン賞 とは
グッドデザイン賞は、1957年に始まった、製品・サービス・建築・ソフトウェア・システムなど「かたちのある/ないを問わず」暮らしや社会をより良くするデザインを評価・顕彰する制度です。受賞対象には「Gマーク」というシンボルマークが与えられ、広く認知されています。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
AIの文章修正サービスが数多く存在する中で、新聞社の長年のノウハウを活用した校正支援サービスという点が評価のポイントとなった。メディア業界で培われた編集・校正技術をデジタル化した独自性は注目に値する。シンプルでわかりやすいデザインも好感を持てた。新聞社ならではの専門知識と信頼性を活かしながら、他サービスとの明確な差別化を図った展開に期待したい。
(→2025年度グッドデザイン賞/受賞ページはこちら)
「Typoless」とは
「Typoless」は、「ことばのプロ」である新聞社のノウハウと最先端のAIにより実現した新しい校正支援サービスです。朝日新聞の膨大な記事校正履歴データを学習したAIに、約10万個の校正ルール辞書を搭載。ユーザーが独自に登録するカスタム辞書、文章を読みやすく整える「良文サポート」、炎上リスクチェックなどの便利な機能も搭載しています。
朝日新聞社内で自然言語処理などのAI研究を行う「メディア研究開発センター」が開発し、2023年10月にサービスを開始しました。営業を担う「ビジネスソリューション部」、UI/UX設計・デザインなどフロントエンドを担当する「サービス開発部」と業務分担しながら、サービスの販売・改善に努めています。国際認証「ISO/IEC27001:2022」を取得しており、安全なセキュリティー環境のもと、安心してご利用いただけます。
テレビ朝日メディアプレックスのUI/UXデザイン支援
テレビ朝日メディアプレックスは、本サービスのUI/UX設計・デザインを通じて、新聞社の専門的な校正ノウハウとAI技術を、誰もが自然に使える体験へと変換しました。
複雑な処理を、直感的に理解できるよう情報構造を整理し、視覚的なわかりやすさと安心感を両立。AIの提案をユーザーが信頼し、文章改善を前向きに楽しめるインターフェースをデザインしました。
(→制作実績はこちら)
今後もテレビ朝日メディアプレックスは、企業の技術や思想を「伝わる体験」として社会に届けるUI/UXデザインを追求していきます。