インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリットから、広告との違いまでを解説
(動画「0からはじめるインフルエンサーマーケティング」より)
はじめに
こんにちは、株式会社テレビ朝日メディアプレックスです!
今回のコラムでは、近年注目を集めている「インフルエンサーマーケティング」について「0からはじめる」あなたにも手助けになるよう詳しくご紹介します。
SNSの普及により、この新しいマーケティング手法が、多くの企業で採用されつつあります。
インフルエンサーが投稿した商品のレビューや使用例を見たことがありますか? その影響力の大きさに驚いたことはありませんか? 実は、インフルエンサーを活用することで、インフルエンサーのフォロワーおよびSNSユーザー、そして生活者に対してより自然に、そして効果的にマーケティング施策が実現できるのです。
本コラムでは、インフルエンサーマーケティングの概要から、その特徴、メリット・デメリット、そして成功するためのポイントまでを分かりやすく解説します。 さらに、具体的な事例や費用の目安も紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。 またこちらの記事と同様の内容のYouTubeもございます。そちらもぜひご覧ください!
インフルエンサーマーケティングとその魅力とは
広告とインフルエンサーマーケティングの特徴と違い
広告の特徴
インフルエンサーマーケティングの特徴
インフルエンサーマーケティングの特徴3選!
①広告っぽさが少なくエンゲージメント率が高い
エンゲージメントとは
エンゲージメントとは、フォロワーがインフルエンサーの投稿に対して行う「いいね」や「コメント」、「シェア」などのアクションを指します。エンゲージメントは、フォロワーがどれだけその投稿に関わっているかを示す指標です。
エンゲージメント率が高いと、ブランド認知度の向上や効果的なマーケティング、サービスに対してより関心が自然と高まるといったメリットがあります。
実際のプラットフォームの管理画面で、エンゲージメントは確認できます。エンゲージメントの測定にはさまざまな方法がありますが、投稿を行った後にもツールを用いた分析を継続的に行うことが重要になります。エンゲージメントの指標を利用した運用を行えると、より効果的なインフルエンサーマーケティングの施策に繋がります。
②インフルエンサーのジャンル選定でターゲティングが行える
インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーのジャンル選定をしっかり正しく行うことでターゲティングを行うことができます。
例として、子育てジャンルのインフルエンサーの場合です。
子育てをテーマにしたインフルエンサーは、多くの親御さんにとって貴重な情報源です。
子育てジャンルのインフルエンサーは、「買ってよかった子育てアイテムベスト3」「偏食っ子もおかわりする幼児食レシピ」「95%の親がやってしまう失敗」など、日常生活で直面する育児の悩みや解決策を提供し、信頼性の高い情報を発信しています。 そのため、子育てをする親御さんのアカウントが中心のフォロワーであり、彼らにとって重要な子育てアイテムやサービスへの関心が高まります。
③インフルエンサーマーケティングはフォロワーへの行動喚起に繋がりやすい
あなたは、例えばカメラを購入したいときどうしますか?
多くの人はインターネットで検索し情報収集したり、販売店や詳しい友人に相談し意見をもらうのではないでしょうか。どの方法にせよ、それらの人に相談する理由は、その人がカメラに詳しく、実際に使っているからです。 このように、信頼できる情報源からの推薦は購買行動に大きな影響を与えます。
インフルエンサーマーケティングも同様の特徴を持っています。特定のジャンルに精通したインフルエンサーから日々の情報を得るフォロワーは、そのインフルエンサーの専門知識と経験に高い信頼を寄せています。 そのため、インフルエンサーが発信しているおすすめのサービス・商材に対し興味が湧き、行動喚起に繋がりやすくなっています。
弊社の過去の事例においても、広告とPR投稿で同じクリエイティブを使用した際、PR投稿の方が広告よりも4倍多くのコンバージョンを達成した実績があります。フォロワーは日常的にインフルエンサーからの情報を受け取っているため、そのオススメ投稿や体験談による影響力が大きいことが理由になります。
広告とインフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット
広告のメリット・デメリット
メリット
デメリット
インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット
メリット
デメリット
ステルスマーケティングとは
ステルスマーケティング(以下、ステマ)とは、広告であることを隠して行うマーケティング手法のことです。例えば、広告やプロモーションであることを明示せず、自社商品やサービスを宣伝することが該当します。ブログやSNSでの投稿が広告であることを明示せずに行われる場合や、レビューサイトでのやらせレビューなどが具体的な例として挙げられます。
ステマは、消費者の信頼を損なうリスクや、倫理的な問題を引き起こす可能性があります。また、令和5年より景品表示法により規制されています。 そのため、企業やマーケターはステマにならないような手法でマーケティング活動を実施する必要があります。
※消費者庁:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing/
意図せずともインフルエンサーの投稿がステマになってしまうと、消費者からの反感を買う・SNS上での炎上・拡散が起こり、その結果企業やサービスのイメージを毀損するといった多大なリスクが生じます。 そのためインフルエンサーマーケティングにおいてステマ対策・投稿に関する管理は必要不可欠です。
インフルエンサーマーケティングの費用
インフルエンサーマーケティングと聞いて、「コストが多くかかるのでは?」といった不安を抱く人も多いのではないでしょうか。
インフルエンサーマーケティングにおける費用は、インフルエンサーが投稿するコンテンツの形式(動画、静止画)、プラットフォーム(Instagramのストーリーズ、YouTubeの長尺動画、ショート動画)によって異なります。そしてインフルエンサー自身の影響力やエンゲージメント率によっても大きく上下し変動します。したがって、料金は一概には言えず、事前に具体的な要件や目的に応じた相談が必要です。
今回は、TikTokやInstagram、X(旧Twitter)、そしてYouTubeでの主要なプラットフォーム別の、一般的な指標としてフォロワー数や登録者数に基づいた料金設定を紹介します。
プラットフォームごとの費用の参考値
TikTok / Instagram / X(旧Twitter)
YouTube
ショート動画の増加と再生単価の指標化
最近では、ショート動画の人気が高まっており、目安として再生単価が3円前後になります。ショート動画は、短い時間で視聴者の興味を引きつけることが求められるため、クリエイティブな表現力や瞬発力が重要です。そのため、インフルエンサーには高い制作スキルや独自の魅力が求められることが多く、費用もそれに比例して増加することがあります。
このように、インフルエンサーマーケティングの費用は一概に定まったものではなく、依頼内容やインフルエンサーの特性、プラットフォームの違いなど、多岐にわたる要素が影響を与えるため、具体的な条件に基づいた詳細な見積もりが必要となります。 それゆえ、費用の目安としての参考値はあくまでガイドラインとして捉え、実際の依頼時には、各要素を総合的に考慮することが重要です。
インフルエンサーマーケティング成功のポイント
ここまでインフルエンサーマーケティングについて述べてきましたが、成功させるためのポイントとして重要なのが、「適切なインフルエンサーのキャスティング」です。
適切なインフルエンサーのキャスティングを行うためには、大きくまとめて3つの要因があります。
①ターゲットとフォロワーの一致
②リーチ力の考慮
③エンゲージメントの重要性
最後に
本コラムを読んで、インフルエンサーマーケティングの基本を理解していただけましたでしょうか? 実際のインフルエンサーマーケティングのプロの声や、最新の情報にご興味がある方は、ぜひ以下のYouTubeチャンネルをご覧ください! より詳細なポイントや、効果的な戦略をわかりやすく・簡単に解説するコンテンツを今後アップロードしていきます。
こちらの動画のリンクからご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。チャンネル登録・高評価もお待ちしております!
具体的なご質問やご相談がある場合は、下記の問い合わせからお気軽にご連絡ください。
インフルエンサーマーケティングの専門知識を持ったテレビ朝日メディアプレックスが、貴社のニーズに合わせた最適なアドバイスやソリューションを調査しご提案いたします。
弊社ではご予算・ニーズに合わせたインフルエンサーの起用から、テレビ朝日グループとしてステマにもならない安心安全の施策実施・サポートが可能ですので、ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。