インフルエンサーとは?

【規模別の分類から特徴まで徹底解説!】

公開日:2024年11月15日更新日:2025年01月29日

はじめに

インフルエンサーマーケティングは、多くの企業が取り入れる戦略のひとつですが、成果を上げるためには、適切なインフルエンサーの選定が重要です。

インフルエンサーには、フォロワー数に応じて規模の分類がありますが、それぞれの規模で特徴や役割が異なるため、企業のプロモーション目的に合ったインフルエンサーを選ぶことが成功のカギとなります。

本記事では、インフルエンサーの規模別分類と、それぞれの特徴や選定のコツ、SNS別の特徴についても解説していきます。

インフルエンサーの規模別分類

インフルエンサーは主にフォロワー数によって分類されます。 規模が異なることで、フォロワーとの関係性や影響力の形も変わり、それぞれ異なる効果を発揮します。

ここでは、ナノインフルエンサー、マイクロインフルエンサー、マクロインフルエンサーの特徴を見ていきましょう。

1.メガインフルエンサー

特徴

  • ・フォロワー数:100万人以上
  • ・セレブリティ、有名人、著名なアーティストやスポーツ選手

メリット

  • 広範なリーチ:短期間で膨大な数の人々にブランドメッセージを届けることができます。特に国際的なキャンペーンや新たなサービスのローンチにおいて、大きな注目を集めることが可能です。
  • ブランド力向上:有名人を起用することで、ブランドのステータスを上げ、社会的な信用を高めることができます。

デメリット

  • 高額な起用費用:メガインフルエンサーの起用には多大なコストがかかるため、中小企業にとっては予算の負担が大きくなります。
  • ターゲティングの難しさ:フォロワー層が広範囲に及ぶため、特定のターゲット層に対する訴求力はやや低くなる場合があります。

2. ミドルインフルエンサー

特徴

  • ・フォロワー数:10万人〜100万人
  • ・特定の分野で人気を誇るYouTuberやブロガー、インスタグラマー

メリット

  • 特定の分野での信頼性:ミドルインフルエンサーは、特定のテーマに関心のあるフォロワーが多いため、業界に特化した製品やサービスのプロモーションに向いています。
  • コストパフォーマンス:メガインフルエンサーほどの高額費用はかからず、それでも十分なリーチを持つため、コストパフォーマンスが良いです。

デメリット

  • リーチの限界:メガインフルエンサーほどの広範なリーチは期待できないため、国際的なキャンペーンにはやや不向きです。
  • 競争の激化:特定分野の人気インフルエンサーは需要が高く、スケジュールの調整や交渉が難航することがあります。

3. マイクロ / ナノインフルエンサー

特徴

    • ・マイクロインフルエンサー:フォロワー数1万〜10万人
    • ・ナノインフルエンサー  :フォロワー数1万人未満
 
  • ・ニッチなコミュニティやテーマに特化したインフルエンサー

メリット

  • 高いエンゲージメント率:マイクロインフルエンサーは、フォロワーと密接な関係を持っていることが多く、エンゲージメント率が高いです。フォロワーはインフルエンサーの意見や推奨を信頼しやすい傾向があります。
  • 費用対効果:起用コストが比較的低く、複数のマイクロインフルエンサーを活用してターゲット層にアプローチすることで、効果的なマーケティングが可能です。

デメリット

  • リーチの制約:リーチが大規模でないため、認知度向上を狙うキャンペーンには複数のインフルエンサーを起用する必要があります。
  • 管理の煩雑さ:複数のインフルエンサーを起用する際、調整や管理が複雑になることがあります。

目的別に適したインフルエンサー規模の選び方

プロモーション目的に応じて、適したインフルエンサーの規模が異なります。
ここでは、目的ごとにどの規模のインフルエンサーが効果的かを解説します。

1.ブランド認知度を向上させたい場合

推奨インフルエンサー規模

メガインフルエンサー、ミドルインフルエンサー

メガインフルエンサーやミドルインフルエンサーはそのフォロワー数から短期間で多くのフォロワーにリーチすることが可能で、ブランドの認知度を一気に高めることができます。

メガインフルエンサーの起用には高額なコストを要するため予算に合わせて規模の選択をすることがよいでしょう。

一方、フォロワー層が広範囲にわたる傾向があるため、特定のニッチ市場への直接的なアプローチは難しくなることがありますので注意が必要です。

2.エンゲージメントの強化を目的とする場合

推奨インフルエンサー規模

マイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサー

エンゲージメントの強化を目的としたキャンペーンでは、フォロワーとの交流やブランドとの関係構築が重視されます。

高いエンゲージメント率を持つインフルエンサーを選ぶことで、フォロワーからの信頼を得て、キャンペーンの成功につながります。

3. 販売促進を目的とする場合

推奨インフルエンサー規模

マイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサー

特定の商品やサービスの購入を促すためには、マイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーを活用するのが効果的です。

信頼関係があるフォロワー層に向けて、商品レビューやプロモーションコードを提供することで、購買につながりやすくなります。販売を促進したい場合は、購入意欲を高めるようなコンテンツを作成してもらいましょう。

SNS別の特徴と活用方法

インフルエンサーが活動するSNSごとに、それぞれの特徴と活用方法が異なります。プラットフォーム選びも、キャンペーンの成功に大きく影響します。

1. X(旧Twitter)

Xは、短文での投稿が中心のSNSで、リアルタイム性が高いことが特徴です。

ニュースやトレンドに敏感なユーザーが多く、迅速な情報拡散が可能です。

ハッシュタグを活用したキャンペーンや、リポスト(リツイート)による拡散力を生かしたマーケティングが効果的です。

2. Instagram

Instagramは、ビジュアル重視のSNSで写真や動画を通じてフォロワーとの関わりを深めます。

ビジュアルコンテンツが中心であるため、視覚的に訴求力のあるサービスや商品のプロモーションに適しています。 特にライフスタイルに関するサービスでは高いエンゲージメントが期待できます。

また、ストーリーズやライブ配信を通じて、フォロワーとの双方向のコミュニケーションを図ることも可能です。

3. TikTok

TikTokは、若年層を中心に人気のショート動画メインのSNSです。

スワイプで簡単にスキップされてしまうため、短時間で視聴者の関心を引くコンテンツや創造性やユーモアを取り入れたコンテンツが求められます。 また、チャレンジ動画やハッシュタグチャレンジを通じて、ユーザーの参加を促し、バイラル効果(※)を狙ったキャンペーンに適しています。

※バイラル効果とは
コンテンツや情報が人々の共感や興味を引き起こし、人から人へ自然に広がっていく現象

4. YouTube

YouTubeは、長時間の動画コンテンツを共有するプラットフォームで、幅広いジャンルのコンテンツが存在します。

レビュー、Vlog形式などのインフルエンサーが活躍しており、詳細なレビューやハウツー動画などで内容を深くお伝えすることができます。

インフルエンサーが実際に製品を使って体験を共有することで、製品の実用性や利便性を視覚的にお伝えすることができます。

まとめ

インフルエンサーを効果的に活用するためには、フォロワー数や規模だけでなく、エンゲージメントや影響力といった要素も総合的に評価することが大切です。

ナノ、マイクロ、マクロインフルエンサーそれぞれの特徴を理解し、プロモーションの目的に応じて適切なインフルエンサーやSNSプラットホームを選定することで、ブランド認知やエンゲージメントを効果的に向上させることができます。

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