AWS re:Invent2018視察
こんにちは、テクノロジー&デザインセンターのエンジニアのM・Yです。
2018年11月、アメリカのラスベガスで開催された「re:Invent」に参加させていただきましたので、その時のことをこちらに記載いたします。
re:Inventとは?
AWSが年に1度開催しているカンファレンスです。
このイベントで毎年何かしらの革新的なサービスや機能が発表されたりします。
2012年11月に初開催され、今回で7回目の開催となります。
2017年には約 43,000名が参加していたようで、その規模は年々大きくなっているそうです。
それだけクラウド化が進んでいるということですね。
弊社でもAWSサービスを駆使して開発を行っているので、その視察ということで今回参加させていただきました。
re:Inventの歩き方
イベントは主に4日間開催されます。
セッション
4日間で1000を超えるセッションが至るところで開催されています。
その中から自分の興味のあるセッションを予約して、参加します。
セッションのタイプがいくつかあって、 大講堂のような会場で行われる発表もあれば、 実際に手を動かしてやってみるワークショップというもののあったり、多種多様です。
セッションの内容には、AWSの新サービスの説明だったり、 有名企業の中の人がスピーカーとなってこの企業ではこんなAWSサービスを使ってこんなアーキテクチャーで開発をしていますという話をしてくれたりします。
EXPO
EXPOと呼ばれるところでは、国際展示場のように、様々なテック企業がブースを出店していて、賑わっています。
Tシャツ、ステッカー、バッチ、ペンなどなど様々なノベルティを配っています。
ここで企業のグッズ集め(笑)もとい情報収集ができます。
キーノート
キーノートはre:Inventで一番大きなイベントです。
一番多くの人が集まる発表の場です。
ここで毎年新しい発表がされています。
両隣の人が新しい発表がされるたびに「Fooooo!!!」って叫んでてすごく楽しかったです。
日本のカンファレンスなどではそんな空気感になることはないのでこれはすごく新鮮で、この熱量を感じることができたのはいい経験だったなと思います。
早い人は開始2時間前から並んで最前列を確保していたりもします。
re:play
すべてのセッションやキーノートが終わった日の夜に、 巨大な会場で開催されます。
ゲームができる会場があったり、
ライブで有名なバンドが演奏している会場があったり
メインの会場では有名なDJを招いてドームのような会場で夜通し盛り上がっていました。
今年のトレンド
今年もここには書ききれないくらい様々なサービスや機能が発表されましたが、自分が個人的に気になったものは以下の2つです
機械学習
去年までの大きなトレンドの一つとして機械学習がありました。
これは機械学習エンジニアが機械学習をする際に、重要なところにだけ集中できるように、そのための環境を提供しますというスタンスでした。
しかし、今回発表されたサービスでは「ECサイトのAmazonで使われているレコメンドエンジン Amazon Personalize」や「Amazon Forecast」など、機械学習の知識がなくても機械学習を使えるようになるサービスがリリースされました。
今後機械学習はより汎用化されていき、誰もが簡単に使えるようになっていくのかなと感じました。
サーバレス化
サーバレスコンピューティングのLambdaにRubyが追加されたり、カスタムランタイムが提供されたりして様々な言語・環境で使用できるようになりました。
コンテナサーバが多くなりつつある現状があるなか、今後は完全なサーバレスがデフォルトになることをAWSは目指しているようです。
最後に
実際のサービスの詳細や、講演内容はドキュメントやブログ、youtubeなどにたくさんあるので現地に行かずとも拾える情報はたくさんあります。
そんな中で今回参加して、現場の雰囲気や熱量を感じ、現地で会った人たちの話をきいて刺激を受けたことが良い収穫かなと感じています。
個人的にはAWSの知識をつけて経験をもっと積んでいきたいという思いと、英語のリテラシーをもっと高めていくことが必要と感じました。
今回の経験を生かして、今後もAWSを活用して行けるよう精進していきたいと思いました。
メディアプレックスではこのような海外への研修の取り組みを積極的に行っていますので、少しでもご興味のある方は、是非以下の内容をご覧になってください!