BLOGブログ

【開発効率爆上げ!】Google CloudではじめるクラウドAIネイティブ開発ハンズオンをレポート!

株式会社テレビ朝日メディアプレックスのテクノロジーソリューション事業本部では、この度、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の協力を得て、生成AIを活用した開発効率向上を目指すハンズオンセミナー「生成AIで開発効率爆上げ!Google CloudではじめるクラウドAIネイティブ開発」を実施しました。
テクノロジーソリューション事業本部の業務効率化プロジェクトが推進しているGemini Code Assistの本格導入に向けて、実践的なハンズオン形式で生成AIの活用方法を学びました。

Gemini Code Assistとは
Googleが開発したGeminiを使ったプログラムコードの開発支援サービスで、コードの続きを自動で提案・生成したり、チャットで質問すればエラーの原因やコードの意味をわかりやすく解説してくれます。これを活用することで、開発スピードと品質の向上が期待できます。

開催概要

名称 生成AIで開発効率爆上げ!Google CloudではじめるクラウドAIネイティブ開発
日時 2025年11月6日
場所 Googleオフィス
講師

グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 
林 昱廷(リン ユーティン)様

セミナー内容

本セミナーでは、Cloud Workstations*²をベースに開発環境を構築し、参加者全員がGemini Code Assistの各種設定や基本的な使い方をハンズオン形式で徹底的に確認しました。
参加者からは、Gemini Code Assistの具体的な活用イメージを持つことができ、今後の業務への導入意欲が高まったというポジティブなフィードバックが多く寄せられました。

*²Cloud Workstationsとは
Google Cloudの1サービスで、自分のPCにソフトを入れなくても、ブラウザがあればすぐにプログラミングを開始できます。面倒な環境構築は不要で、チーム全員が同じ環境を瞬時に利用可能、場所や端末を選ばず、安全・快適に開発作業を行うことができます。
(引用:https://cloud.google.com/workstations?hl=ja

参加メンバーからのフィードバックと成果

  • 実践的な学び:Gemini Code Assistの使い方だけでなく、Gemini CLI*³にも触れられたことが「嬉しい誤算」との声もあり、より幅広い活用方法を習得できました。
  • IDE*⁴との連携の容易さ:VS CodeやJetBrains IDEなどの主要なエディタ・IDEと統合しやすく、開発サイクルのほぼ全てのフェーズ(API設計、実装、テストコード作成、コードレビュー)で活用できることが確認されました。
  • 環境構築の安全性と一貫性Cloud Workstationsとの連携により、安全で一貫性のある開発環境を簡単に構築できる点が印象的でした。
  • 業務効率化への実感:エディタ内でコード生成、レビュー、テストまで完結できるため、「作業効率も格段に上がるだろうという実感があり、実務に取り入れるイメージもできた」との声が上がりました。

*³Gemini CLIとは
コマンドラインインターフェース (CLI)でGeminiに「自然言語」での指示ができ、複雑なコマンドやスクリプトへ即座に変換・提案が行われます。エンジニアは構文の暗記やマニュアル検索の手間から解放され、業務効率が大幅に向上します。オペレーションミスの防止や、新人エンジニアの教育コスト削減にも寄与する、開発現場の生産性を底上げするツールです。
(引用:https://cloud.google.com/blog/ja/topics/developers-practitioners/introducing-gemini-cli/
*⁴IDEとは
Integrated Development Environment(統合開発環境)の略で、コードの記述から実行、不具合の発見・修正までを単一のアプリケーションで完結できます。VS Code、JetBrains IDEもIDEの一種です。

今後の展望

今回の貴重なハンズオンを通して、参加メンバーはGemini Code Assistの具体的な活用方法を深く理解することができました。今後は、今回の参加者が各部門の「布教役」となり、チーム全体でのコーディング効率化、ひいてはプロジェクト品質の向上に向けて、積極的な活用と導入拡大を進めてまいります。

生成AIの力を最大限に活かし、開発プロセスを革新していくテクノロジーソリューション事業本部の取り組みに、ぜひご期待ください!